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2026.2.6お役立ち記事
息子ではなく「孫」へ残したい。遺言ではできない相続設計

 

「献身的なお嫁さんに報いたい。

でも、最終的には孫の代まで確実にこの家や資産を引き継いでほしい」

 

90歳になったAさんには、一つの強い願いがありました。

それは、自分亡き後の資産の行方です。

通常、相続人は実子である息子さんになりますが、

今回のように息子さんとの折り合いが悪く、

将来的な「争い」や「使い込み」の懸念がある場合、どうすればいいのでしょうか。

 

この記事では、「遺言書」だけでは実現できない、

家族信託を組み合わせた高度な資産承継の仕組みを、解説します。

 


1.遺言書だけでは届かない「二代先」への指定

一般的な「遺言書」で指定できるのは、自分が亡くなった時の受取人(第一順位)までです。

例えば、「お嫁さんに相続させる」と遺言を書いた場合、

お嫁さんがその財産を相続した後は、お嫁さんの自由になります。

もしお嫁さんが亡くなれば、その財産は

お嫁さんの親族(Aさんから見て血縁のない側)へ流れてしまう可能性も

ゼロではありません。

 

Aさんは「自分の資産を経由して、お孫さんの代まで確実に残したい」という、

二代先を見据えた願いを持っていました。

これを可能にするのが、家族信託の仕組みです。

 

2.「遺言」×「信託」で叶えた、三世代を守る設計図

Aさんのケースでは、遺言の内容と家族信託を組み合わせ、

非常に緻密な設計を行いました。

 

今回の承継スキーム(出口戦略)

1.預貯金の一部は「息子」へ

将来のトラブルを最小限にするため、法的な権利(遺留分等)も考慮し、

現金の一部は実子である息子さんに渡すよう手配しました。

 

2.不動産は「お嫁さん」へ

これまで管理を頑張ってくれたお嫁さんが、

住む場所に困らず、アパートの収益で生活できるように、

不動産はまずお嫁さんが引き継ぐ形をとりました。

 

3.最終的な帰属先は「お孫さん」へ

家族信託の契約の中に、

「お嫁さんの次に財産を受け取るのはお孫さんである」と明記しました。

これにより、お嫁さんの代で財産が他へ流出することを防ぎ、

Aさんの血筋であるお孫さんへ確実にバトンを繋ぐルートを確立したのです。

 

4.「頑張ってくれた人に報いる」ことが、家族の絆を守る

今回の手続きでもう一つ重要だったのは、

Aさんの「一番自分のためにやってくれる人に託したい」という真っ直ぐな想いです。

息子さんを飛ばして孫へ、という選択は

一見冷たく見えるかもしれません。

しかし、現在の家族関係を冷静に見極め、

「誰が管理するのが家族全体にとって一番安心か」を

模索した結果の決断でした。

 

 


 

家族会議で得られた「安心」

専門家を交えた家族会議の場で、

Aさんは自分の気持ちを言葉にしました。

 

「お嫁さんが頑張って資産を維持してくれたからこそ、

それが孫の代に残るんだよ」

 

このメッセージにより、お嫁さんは「自分の努力が報われる」と実感し、

お孫さんも「おじいちゃんの想い」を継承する覚悟を持つことができました。

 

 


まとめ:家族信託は、法律ではなく「想い」を形にする道具

今回の事例は、実子に頼れないという特殊なケースでしたが、

現代では決して珍しいことではありません。

家族信託は、単なる管理の道具ではなく、

「誰に支えられ、誰に繋いでいきたいか」という個人の尊厳を守るための選択肢です。

 

・介護に尽くしてくれた特定の人に財産を渡したい

・資産を自分の血筋(孫)に確実に残したい

・家族関係が複雑で、将来の「争族」を本気で防ぎたい

 

もしあなたがそんな願いを持っているなら、

家族の未来を設計できる「家族信託」を検討してみてください。

あなたの勇気ある決断が、二代、三代先の

家族の笑顔を守ることになるはずです。

 

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なお、本記事は「義理の娘に財産を託す方法とは?息子に頼れない家庭の実例」の動画内容を記事にしたものになります。

全編通して確認したい方は、下記をご覧ください。

 

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