
家族信託の具体的なメリットと実践方法:大切な思いを形にするために
第一部と第二部では、お子さんがいない方が直面する「資産凍結」の問題と、信頼できる受託者(財産を預かる人)の選び方について解説しました。
今回は、家族信託の具体的なメリットと、ご自身の思いを確実に実現するための実践方法について詳しく見ていきましょう。
(第一部はこちら→「子供がいない人、必見①資産凍結問題から身を守る介護対策とは 」
第二部はこちら→「子供がいない方、必見②信頼できる財布の預け先の選び方と家族信託の活用法 」)
家族信託がもたらす3つのメリット
家族信託は、財産を預ける側だけでなく、預かる側にも大きなメリットをもたらします。
1.預ける側のメリット:将来の安心と自由な財産管理
家族信託の最大のメリットは、ご自身の財産を有効活用できることです。
万が一、ご自身の意思能力が低下しても、信託契約で定めたルールに基づき、受託者が入院費や介護費用などを支払うことができます。
さらに、残った財産(残余財産)を誰に相続させるかをあらかじめ決めておけるため、ご自身の思いを反映した円滑な相続対策としても有効です。
2.預かる側のメリット:負担軽減とトラブル回避
受託者となる親族は、明確なルールのもとで財産を管理できるため、精神的な負担が軽減されます。
信託契約書という形で財産の使い道が明確になっていれば、「勝手に財産を使っている」といったあらぬ疑いをかけられる心配もありません。
また、ご自身の財産管理の責任と権限が明確になるため、他の親族との間で起こりがちな金銭的なトラブルを未然に防ぐことができます。
3.「思いやり」がもたらす心のゆとり
多くの方が「周りに迷惑をかけたくない」という思いを持っています。
家族信託という形でご自身の思いを前もって伝えておくことで、財産を預かる側も「いざという時に、どのように行動すればいいのか」を理解でき、お互いに気持ちの余裕が生まれます。
家族信託を始めるための具体的なステップ
家族信託を始めるには、事前の準備が欠かせません。
1.専門家への相談:まずは、家族信託の専門家に相談しましょう。ご自身の財産状況や希望を伝え、最適な信託設計を検討してもらいます。
2.家族との話し合い:ご自身の思いを家族に伝え、家族信託の必要性や目的を共有しましょう。この話し合いが、後の手続きをスムーズに進める上で最も重要です。
3.契約書の作成:家族信託の専門家とともに、財産の管理方法やルール、残余財産の帰属先などを明記した「信託契約書」を作成します。
4.財産の名義変更:信託契約書に基づき、不動産や預貯金の名義を受託者へと変更します。
まとめ:大切なのは「早めの行動」と「思いの共有」
「まだ元気だから大丈夫」と先延ばしにしていると、いざという時に慌ててしまい、十分な準備ができない可能性があります。
家族信託を成功させる秘訣は、早めの行動と家族とのオープンなコミュニケーションです。
ご自身の老後の生活を安心して送るためにも、大切な財産を無駄にしないためにも、この機会にご相談ください。
私たち、家族信託推進協会は、皆様の未来の安心をサポートします。
ぜひ一度お問い合わせください。
【家族信託推進協会へのお問い合わせ】
本記事は、Youtube動画 “【子どもがいない方の老後資金対策】入院でお金が使えない!? 介護と資産凍結を防ぐ“家族信託”という選択肢” での内容の一部を記事にしたものです。
動画はこちら↓





